ぶいぶいているろぐ

バーチャルな話題を主に記録していく、バーチャルはてなブロガーのブログです。(※アバターは『カスタムオーダーメイド3D2』によるものです)

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「看取られ音声」パイロット版vol.1 体験レポート

 まずは、こちらを再生する準備を整えましょう。

 

www.youtube.com

 

 イヤホン・ヘッドホンで「耳元でささやいてる」感を出してもいいですし、枕元にスピーカーを置いて臨場感を高めるのもありでしょう。

 

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 こんな感じの体勢がおすすめです。なぜなら、あなたは間もなく死にゆく人間だからです。


 それでは再生しましょう。まず耳に入るのは、やわらかい女性の声です。


「うん、ごめんね……きみはもう、助からないんだ」

 

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イメージ図

 開口一番。そう、私はもう助かりません。とにかく死にゆくことがわかります。

 しかし声の主は恐れる必要はないと、やさしくやさしく語りかけてきます。


「安心していいよ。わたしがちゃんと、最期まで見届けてあげるからね」

「よしよし……よくがんばったね……」

「もう……いいんだよ……」


 肯定されます。これまでの人生。これまでの努力。これまでの苦労。すべてをやさしくねぎらってくれます。

 つらいですよねぇ、人生。大変ですよねぇ、人生。そんな人生をほめてくれる人は途上にはいなかったかもしれません。

 しかし、最期のその瞬間に、その人生は無条件で肯定されるのです。無為な人生ではなかったと。


 優しい声が続いた末に、あなたの「その時」がいよいよ迫ります。


「ほら――だんだん意識が――遠くなってきちゃうね――」

 

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 はい。逝きましたね。すばらしい人生でした。

 

これはなに?

 「看取られ音声」パイロット版。その名の通り、最期のその瞬間を看取ってもらうシチュエーション音声企画です。


 主犯はこのあたり。

 企画から10日で脚本と絵と音声を仕上げてパイロット版って上がるんですね!すげえや!


 おそらく前例がないのでは?と思われる「看取られる」というシチュエーションですが、バーチャルによってあらゆる「もしも」が実現するこのご時世において、「最期の瞬間」を仮想的に実現する試み、個人的には相当にマッチしていると思いました。

 自殺はあってはならないですが、生きているとどうしてもつらいことが起きるもの。思いつめることもあるでしょう。そういうときに、バーチャルに看取ってもらえたのなら――それも優しく、自分の人生を肯定してもらいながら―― 死の仮想体験を通して、カタルシスをもって生きる気力が湧くのではないでしょうか。少なくとも僕は不安が消えて、穏やかな気持ちになりました。


 という感じで、高齢化するオタクの限界を煮詰めたコンセプトながらも、画期的な試みといえるこの音声企画。なんとまだパイロット版の用意があるとのこと。

 

 あと2種類聞けるみたいですね。やったね。


 さらに、「看取られ」シチュエーションも公募中。

 「優しく看取られたくねえ……野ざらしの骸になるさまを見てもらいてえ……」みたいな嗜好をお持ちの方は応募してみるとよいでしょう。


 そんなわけで、彼岸より新たな癒やしがやってきたというレポートでした。ぜひ聞いてみてください。なにかが変わります。

 

余談

  • 個人的にはこれをVRコンテンツ化してほしいものです。音声と視界が、少しずつフェードアウトしていく感じの。ただ、ギロチンVRで意識がガチで遠のいたみたいな話もありますし、身体に影響を及ぼすのかは気がかり。
  • VTuberにいい感じに看取ってもらえたらすばらしくないですか? 自分は由持がいい。名取に看取ってもらいたい人は多そう。「四ツ辻まよいならガチ」って声も聞いたけど、よくよく考えたらガチの天使やん。適役。
  • たまにはVRVTuberも関係ないこういった記事を書くのも楽しいなと思った浅田であった。(暴れん坊将軍