ごきげんよう! 浅田カズラです。
長らく変動のなかったVTuberの登録者数ランキングの最上層部が、ついに動きました。ホロライブの白上フブキが本日、登録者数70万人を達成し、電脳少女シロを超えて上位5番目の位置につきました(バーチャルYouTuberランキングにて)。
湊あくあも月ノ美兎の登録者数を抜き、いよいよホロライブがVTuber全体で見ても指折りの登録者数を誇る集団へとなりつつあります。まさにこれぞ「#とまらないホロライブ」。VTuberの勢力図が、大きく変わっていくかもしれません。
1年後にはどうなっていますかね! 未来予想図をちょっと頭の中で描きつつ、本日のバーチャル界隈ログの更新です。
7/15(水)
Too・Activ8、企業向けVTuber制作・開発システムパッケージの提供を開始
連日ですが、企業によるバーチャルなものの制作パッケージ提供のニュースです。本日発表があったのは、Activ8株式会社と、同社と業務提携を行っている株式会社Too。2社が共同で提供を開始したのは、企業向けVTuber制作・開発システムパッケージです。
キャラクター企画に2D/3Dモデル制作、さらに配信やビジネスサポートまで手掛けるとのことですが、特に目を引くのは配信システム「V-Anim8or」の提供。Activ8が開発したVTuber配信システムとのことで、なんと「国内トップクラスの稼働実績」があるとのこと。はたしてどこで使用されていたのか……もしや……? などと、推測しか立ちませんが、自前で配信システムを抱えているのは、この手の事業展開では大きなセールスポイントとなりそうです。
GREE VR Studio Laboratory、WebVRにてオンラインハッカソン「VTech Challenge 2020」開催へ
グリー株式会社の研究部門・GREE VR Studio Laboratoryが、オンラインハッカソン「VTech Challenge 2020」の開催を告知しました。昨年開催された学生向けの研究チャレンジコンテスト「VTech Challenge」の二度目の開催ですが、今年はもろもろの情勢から、オンラインハッカソンとなった模様です。
今回はMozilaのWebVRプラットフォーム・Hubsを舞台に、「Withコロナ時代の社会問題の解決」をテーマにした、長期間に渡るオンラインハッカソン。ネットワークVRを使うことでできる社会課題の解決を、Hubsにて実装していくことが、平たく言えば課題となります。
エントリーは7/15~9/30とほぼ2ヶ月。予選選考は10月上旬になるとのことです。なお、GREE VR Studio Laboratoryは初心者歓迎の勉強会も開催予定とのことで、これからWebVRを開発したい人にも門戸が開かれていそうです。
VARK、定期ライブ企画「VARK LIVE!」第3弾としてアメノセイのライブが開催へ
VRライブプラットフォーム・VARKの定期ライブ企画「VARK LIVE!」の第3弾が発表されました。第3弾として開催されるはこびとなったのは、活動3年目に突入したアメノセイのライブ。8/29に開催される「アメノセイ Music Theater IN VARK LIVE#06」は、本日よりチケット販売が開始。マルチな活動が続くアメノセイを、演出面で好評が続くVARKにて拝めるということで、パフォーマンスには大いに期待がかかります。
なお、視聴方法にはOculus Quest、PlayStation VR、ニコニコ動画と記されていますが、Oculus Goは対象から外れています。終売へ向かうOculus Goが、こんなところから少しずつ姿を消していきそうです。
デジタルモーション株式会社公式キャラクター・デジモちゃんが、霞ヶ関初のVTuberに?水産庁広報動画に登場
霞が関初のVtuberとして「#デジモちゃん」が #水産庁広報 に任命!動画コンテンツ「#魚が君に届くまで」を配信します。
— 農林水産省 (@MAFF_JAPAN) 2020年7月15日
魚がどうやって私たちの食卓に届くのか、海、魚、水産の魅力を、極秘に開発した人工知能「#AWABI」を使い、デジモちゃんと一緒に勉強してみましょう。https://t.co/jVw9z4mncS pic.twitter.com/5rx4NB7CIi
「霞が関初のVtuber」という、耳を疑うような言葉が農林水産省公式Twitterより飛び込んできました。
真相は、デジタルモーション株式会社の公式キャラクター・デジモちゃんが、水産庁の広報動画「魚が君に届くまで」に出演、その中にて水産庁広報に任命されたというもの。この動画自体もデジタルモーション株式会社が制作しており、いわばCG制作会社の広報キャラがそのままタレントとしても出演しているという、広報型VTuberのお手本のような運用例です。
もともと農林水産省は、初音ミクを起用した広報動画や、九州農政局の職員が出演する謎動画を出すなど、インターネットに比較的親しい官庁。今回の動画もその一環かもしれません。ちなみにデジモちゃん、すでにオフィシャルな動画も出ているほか、Vケットではアバターやモーションデータの販売なども行っており、なにかと姿を見せている存在です。