ごきげんよう、浅田カズラです。
こちらでもちょくちょく紹介している、VRoidのプロジェクト「AVATAR2.0」のオーディションがいよいよ始まりました。
そして、このオーディション方式が実にクレイジー。オーディション対象となるキャラクターのアバターを、予選を突破した応募者全員が被って配信。その順位を競うという、まさにバトルロワイヤルともいえる様相です。
このような方式に、僕の視界内でもかなり賛否両論。僕自身は、(かなり言い方は悪いのですが)コンテンツとしてはおもしろいのですが、「その後」に残るものとか考えると、なかなかどうしてな感じです。「元○○No.Xです!」っていう肩書は果たしてどこまで通用するのか……なによりあまり刹那的すぎて、VTuberの本質が凝集されすぎて、うーん渋い。そんな感じですね。
果たしてこの蠱毒がごとき戦いの果てになにが残るのか。行く末はこちらでも注視したいところです。
というわけで本日のバーチャル界隈のログ、出力してまいりましょう。
- お正月に「NHKバーチャルのど自慢」放送決定
- Vカツ iOS版、フェイストラッキング機能実装
- 道明寺ここあ、オフィシャルサイト開設
- 簡単にVRをコンテンツを作れるツール「tyranoVR」リリース
- VR匂いデバイス「VAQSO VR」開発者版が発売決定
お正月に「NHKバーチャルのど自慢」放送決定
NHK、ついに動きました。
なんと、あの「のど自慢大会」をバーチャルでやってしまおうという試み、その名も「NHKバーチャルのど自慢」が、来年のお正月、1/2の深夜に放送することが決定しました。
現在明らかになっている参加者は、電脳少女シロ、ミライアカリ、富士葵、ときのそら、田中ヒメ・鈴木ヒナ、月ノ美兎、樋口楓、静凛、YuNI。さらに、キズナアイもゲストとして参加予定とのことで、さらにさらに小林幸子も「バーチャルグランドマザー」として参加することが明かされています。
超パーティーに匹敵するすさまじい豪華メンバーに加え、のど自慢にて司会を務めているNHKの小田切千アナも、なんとバーチャル体を得て司会を務めるとのことです。「今回お邪魔するのはバーチャル空間。」という触れ込みは伊達ではない。NHKによる本気のバーチャル企画で、2019年の幕が上がります。
Vカツ iOS版、フェイストラッキング機能実装
iOS版をアップデートしました〜🙌
— V☆カツ (@vkatsu_project) November 21, 2018
FaceTracking機能が追加!表情豊かにキャラクターを動かそう!!💃
また、メニュー画面のUIを修正しました💪
※ データが更新されない場合は、起動画面でキャッシュクリアをお試しください。 pic.twitter.com/P5PsWuQ5tQ
絶賛配信中のVカツiOS版。本日付で待望のフェイストラッキング機能が実装されました。
早速試してみました。めっちゃ高精度。この一言につきます。相当グリグリと追従するので、これ本当にいいです。
まだまだiOS Vカツは進化を残しています。これからもアップデートが楽しみです…!
道明寺ここあ、オフィシャルサイト開設
【皆さんにお知らせです】
— 道明寺ここあ@Vtuber (@kokoa_domyoji) November 21, 2018
私のオフィシャルサイトが出来ました!
ここあMusicの最新情報や、オフィシャルサイト限定の写真や動画を今後たくさん発信していこうと思います!
是非見てみてくださいね!https://t.co/tKiYH9KVGC#ここあMusic pic.twitter.com/sSGJyXDn2E
道明寺晴翔の妹、道明寺ここあのオフィシャルサイト「ここあMusic」が開設されました。
本日の段階では、これまで投稿された動画へのリンクが主なコンテンツ。今後はこのサイト限定の写真、動画を発信していくとのことです。
単独でオフィシャルサイトは破格の扱い。新進気鋭の歌姫の勢いはこれからも加速していくことでしょう。
簡単にVRをコンテンツを作れるツール「tyranoVR」リリース
VRコンテンツを作る敷居は日々下がっていますが、今日も便利なツールが世に出ました。
「tyranoVR」は、webVRで動作するVRコンテンツ作成ツール。タグを編集するだけで作成でき、ノベルゲームエンジン「ティラノスクリプト」をそのまま活用できる、VR技術を習熟していなくてもVRコンテンツを作れるというツールです。
正式対応しているのはOculus Goのみとのことですが、おそらく大概のVR機器で閲覧できるはず。ノベルゲームの延長でVRコンテンツを作れる……2018年はどんどん技術が加速していきますね。
VR匂いデバイス「VAQSO VR」開発者版が発売決定
そしてこちらも技術のお話。VRにもついに「匂い」がやってくるかもしれません。
VAQSO inc.は、既存のVRヘッドセットに装着できる、VR匂い追加デバイス「VAQSO VR」の開発者用キットを本日より発売しました。VAQSOの直販サイトにて、999ドルにて発売。出荷は11月末より開始です。
最大5種類の匂いを、瞬時に切り替えることができるという興味深いデバイス。匂いは総勢15種類とのことで、コーヒー、カレー、火薬や土、はてはゾンビの腐敗臭や女性が振り向いた際のシャンプーの香りまで、実に豊富なラインナップです。
なお、一般向けの量産タイプは2019年に発売を予定しているとのことです。視覚、聴覚、触覚はVRで制覇されている中、いよいよ嗅覚のハックも手が伸びつつある。すべてがバーチャルになるまで、いよいよ王手かもしれません。